リッツ・カールトンに泊まったり(泊まってねーよ・笑)しているかというと、
目的はこれだ!!
たけしさん曰く
「招待試写ってことはタダなんだから、・・・分かってますよね?」ということでしたが(笑)
でもまあ私の場合交通費その他もろもろが半端ないのと
もう一度見にいくったって福岡まで行ったら往復7000円くらいかかっちゃう!
ということで、もう一度見るのはDVDが出るまでカンベンしてもらって(笑)、
Blogでの宣伝という形でこの映画の宣伝に貢献したいと思います。
舞台挨拶の模様がTVで流れたので見た方も多いと思いますが、
せっかくですので放送ではカットされた部分のお話を。
実は会場で朝一度映画を流してみたところ、
上映レンズがひどくて映画の絵が汚くしか映らない!
なんでこんな画質なんだ!!ありえないだろ!
夕方の試写までに急遽会場のレンズを取り替えさせたのだそうです。
それで何とか大丈夫な画質になったから納得したけど、
「ここね、いいのは場所だけですから!スクリーンもレンズも全然ダメ!」と
さんざんな言われようのTOHOシネマズ六本木7番スクリーンでした(笑)。
そしてたけしさん以外に登壇した樋口可南子さん・麻生久美子さんの二人の女性陣。
いやーー、お美しい!!
特に麻生さん!!あんなお美しいとは!!!
ほっそい体なのにスタイル抜群で胸はしっかり、
しかも肌が陶器のように美しい! 本当にびっくりでした!!
では映画のお話を。

北野武監督作品「アキレスと亀」オリジナル・サウンドトラック
監督14作目は、キタノブルーもさることながら、最後に重要な役割を果たし、かつ「芸術家の狂気」を
示さんばかりのゴッホの作品でもある「ひまわり」の「黄色」がフィーチャーされたきれいな絵作りと、
安定した脚本で筋書きがしっかりしているということで、
ヴェネチア金獅子賞を受賞した「HANA-BI」が北野映画入門編に最適な1本だとしたら、
その次に「たけし映画デビューの方」には適した映画だと言えるでしょう。
「ソナチネ」方面の「一点突破な勢いの北野映画」が好きなファンはどう思うかな?と
見終わってすぐ思いましたが、うん、でもこういうオーソドックスなたけしさんも
一度見てみたかったのよね!と。座頭市は元があるからあれは壊せなかったろうけど、
オリジナル脚本でここまできちっと撮ったのは、ホント「HANA-BI」以来だと思うし。
(前2作、私は好きなんだけど、世間一般から見てかなり「イってる」映画だったので、
「ああ、こっちの世界に戻ってきてくれた(涙)」みたいなのもあり)
突然ですが、「本当に好きなものを辞めろ」といわれたら、あなたはどうします?
私みたいに「たけしさん好き!」な人が「その人のファン辞めろ」と言われる場合もあるし、
たとえば○○ってメーカーのおいしいお茶を飲むのを辞めろっていう場合もあるだろうし、
または編み物とか、読書とかが大好きな方はそれを。
でも「そんなものないよ、Aを辞めてもBがあるから何とかなるさ」
って方も多いでしょう。
では、その「好きなもの」が、自分が本当に好きなものなのかも分からないうちから
「それを好きなことがお前の宿命だ」と思わされて成長したものだとしたら?
それこそが自分の存在意義、それを取ったら自分が自分でなくなってしまうものだとしたら?
それでもあなたは、それをやめてもなんとかなる、といえるだろうか?
そんな人が主人公なのがこの映画。
芸術家のタニマチやってる親に「マチス(=真知寿)」って名付けられてしまって、
小さいうちから周りの取り巻きに「坊ちゃんはいい画家になる」かなんか言って
育てられ、本人はすっかりその気になってしまった。
が!!
実は父に芸術を見る目はなく、
褒めてくれた人は全員父の顔色を伺っておべっかを言っていただけで、
真知寿には芸術的才能がまるでなかった!
映画はそんな真知寿に現れた唯一の理解者・妻の幸子もからめ描いていきます。
実は映画のラストシーンは、予告編の中に既に使われていて、
もしかしたらそれでラストの予想がつく人が多いかもしれないので
まっさらな気持ちで楽しみたい方は、予告編は要注意!
私は本当にまっさらな気持ちで見たかったので、
予告編はおろか、ほとんど何も情報を入れないで行ったのでよかったですが。
そして実はこれ、コメディ映画です。というとびっくりされるんだけど、
でもほんと。結構などたばたコメディです。
でも笑いって残酷。
無邪気な子供の発言が、実は最も真実を突いているからこそキツいように、
無邪気な子供のように芸術と向き合う真知寿の行動が、実はとても悲しいことに
見ている人は気づくのです。
さて、この映画を「芸術残酷物語」ととるか、「夫婦愛の映画」と取るかは見る人次第。
でも私は見終わったあと聞いた、
たけしさんがインタビューでおっしゃっていた言葉がいちばん腑に落ちたなあ。
それは「分相応」ということば。
ちょっとたけしさんの言葉を引用しましょうか。
よく親は子に「自分の好きな仕事を見つけなさい。」といっていた。
でも最近の親はそれにプラスして、
「自分に合って、かつ【儲かる】仕事を見つけなさい」という言い方をする。
でも本当は、「自分の好きな仕事で、儲からないまでも食べていけて、
かつそれを続けていける」ってことが幸せな事なんじゃないかなあ。
身の丈に合わないものを求めたり、求められたりするから不幸になる。
分相応が幸せなんだよ。
たけしさんは、“自分はお笑い芸人としては、
「いちばん適切な形容詞がぱっと出ない」時点で
もうダメになっている”と常々言っています。
(そもそも「ひょうきん族」後半なんか出演すらしてないw)
そして映画も(海外での評価は無茶苦茶高いのに)日本では全く儲からず、
前2作ではその「もやもや」した不安定な心情や状況が
そのまま映画になっていました。
しかし、考えていたら、「それでも映画が撮れたり、お笑いができること、
それ自体が幸せなことなんだ」と気づいたそうなんですね。
好きなことを続けていけるということ、それが分相応な幸せだと気づいた、と。
まさにそれが描かれているのがこの映画だと思いました。
「スキ、なのに。」「スキ、だから。」というキャッチコピーが
見終わった後胸にしみる映画でした!
【TAKESHIの最新記事】


早速、訪問させて頂きましたm(__)m
素晴らしいブログですね。
文章も素晴らしくて(生意気スミマセン^_^;)
うんうんと納得しながら一気に読ませていただきました。
招待試写でのご鑑賞だったのですね。
それでかな・・・
私が観た初日挨拶の女性MCが、
「監督、今日はお金を払って観に来てくれたお客様ですよ」と言っていたのは(笑)
私も予告編を見ないで良かったです。
ラストシーンでどっと涙が出ましたから。
感動しちゃった方がトクですからねΣ(^∀^;)
ジャニーズにもお詳しいようなので、また寄らせていただきますね。
ありがとうございました。
北野武という人の切ない繊細さは、好きになったら(まさに「アキレスと亀」の妻のように)離れられなくなりそうで、あえて近づかないようにしている(笑)、というところです。
「たけしデビュー」にぴったりとのこと。
たしかに、そうかもしれません。悲しいようで暖かくもあり、静かな気持ちで最後まで観ることができました。
さっそく足をお運び下さり、どうもありがとうございます!
すみません、駄文をだらだら書き散らしているだけのBlogなのに
お褒めのお言葉を頂き恐縮ですm(_ _)m
アカネさんのように、適切なところで適切な詩や言葉を引用できるような
オトナなBlogに私もなりたいです(>_<)
MCの件、完成披露試写での監督の「ここにいるのはタダで見てる人」発言を
拾っておられるその発言からすると、多分一緒の方ですね(笑)
微妙〜に敬語の使い方が間違っていたら同じ方だと思います^_^;
(なんか気になってしょうがなかったので、、)
私の場合は結構入手が大変だったのと、交通費もろもろあるので
勘弁して下さい!>殿 というか見に行きたくてもうちの県ではやってないので〜(:_;)
あのラストは予告編見ないで行くと、
「そしてアキレスは亀に追いついた。」というコメントと、
奥さんの一言で涙出ちゃいますよね。
あ、ジャニーズでは、TOKIOファンです(^^ゞ
畑耕してるの見て好きになりました・・・。
ほぼミーハー、たま〜に真面目なヘンなBlogですが
またよければ遊びにいらして下さい。よろしくお願いします。
すみません!TBだけ飛ばしてコメントまだ残せていませんでした・・・
申し訳ありませんm(_ _)m
わざわざ拙Blogに足をお運び下さり、どうもありがとうございます。
そうなんですよ、私も好きになってしまったがために、
(「アキレスと亀」の奥さんのように)離れられなくてですね^_^;
よって、自分の人生の5分の4以上の期間たけしファンです^_^;
ですので猫さまの「近づかない」立ち位置は賢明だと思います(^^ゞ
北野監督の映画を映画館でご覧になるのははじめてでらっしゃるとのことですが、
あの壊れそうな繊細さを初見でお分かりになるのは並のファン以上です!!
きっとお山の猫さまも、繊細な感性をお持ちの方なのでしょうね。
可南子さん、熱演でしたね(^_-)-☆ ベネチアでのお着物も素敵でした!
TVドラマの「ディロン」も大好きだったので、(犬好きなんです)
樋口さんが武さんの映画に出て下さって、本当にうれしかったです!
当日の女性MC、素人っぽかったですね。
でも無駄な質問は無くて、
何よりもでしゃばらない態度が良かったです(笑)
たまに評論家の肩書きのある女性が試写会のMCで登場するとうんざりするときがありますから・・。
糸井重里さんの「ほぼ日刊新聞」で、
武さん×糸井氏のこの映画の対談が連載されています。
ご存知かと思いますが、まだでしたら♪
サイドのお運び、ありがとうございます!!
「ほぼ日」!!ぜんっぜん気がついていませんでした!!どうもありがとうございます!!
13回も連載があるなんて(感涙) 10/7まで毎日楽しみができました〜〜、コノヤロー(笑)\(^o^)/
MC、あれ?じゃあもしかして違う方かも??
六本木の時は多少「こなれた」雰囲気がありました〜。
20代後半くらいの方とお見受けしましたが。
>たまに評論家の肩書きのある女性が試写会のMCで登場するとうんざりするときがありますから・・。
わかりますわかります!(苦笑)
自分の感想べらべら喋り出して、「…と私は思ったんですが、いかがですか?」とか
監督に聴きだす人とか、、、こっちはまだ見てないから!って(^_^; あれは勘弁!ですね(^_^;