2012年11月12日

最果てアーケード

最果てアーケード [単行本] / 小川 洋子 (著); 講談社 (刊)

小川洋子さんの作品は、いつもひんやりと、ひっそりと、静かな佇まいがあって
上質で上品で・・・って私と対極じゃないか(泣)
とにかく、世界の片隅で息を潜めてるようなものたちを書ききる
透き通るような作品世界や、きりりとしながらも温かい文体がとても好きです。

新作「ことり」が出たので、その前にこれを読破せねばと思い
図書館で借りました。

普段は速読でならす私
(「ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女」を1日半で読み切る速度、
といったら分かっていただけるのだろうか)

しかし、この作品については無理だった。
1話目の「衣装屋さん」
洋裁が大好きで、いつも糸と布に囲まれて暮らしていた
うちの母さんのようだな・・・と思ったら
ぐっと来てしまって、
そこから読み進めるのに数日、間を開けなくてはなりませんでした。

読み進めるうちに、もやもやと浮かんでくる「違和感」
それが徐々にはっきりする最終話1〜2話手前あたりから
最終話に向けては、さすがに速度を上げざるをえなかったけれど。

それにしても最終話、切なくて・・・。 あと、犬が出てくるのも。
(うちの犬も13歳、今、治らない病を得て温存治療中なので)

読み始めてから奥付を見て知ったのですが、
もともとはBE・LOVE連載のマンガの原作として書かれたものだそうです。

最終話、マンガではどう描かれているのか、気になるなあ。

最果てアーケード(1) [ 有永イネ ]
posted by こたえ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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